2020.8.1,2 小桜平に泊まって楽々新道から加賀禅定道周回 七倉山~四塚山


長い梅雨が明けるがが待ち遠しく、多少天気が悪くても行こうと決めて予定通り、K氏と出撃。
初めて歩く白山北部。
瀬女の道の駅で待ち合わせて、先ずはハライ谷の登山口まで。
K氏の車をデポして、山崎旅館前の駐車場に向かう。

お泊りなんで、比較的のんびりの8:20登山開始。

最初のしばらくは林道歩き。
林道脇にはこいつがいっぱい咲いとった。

崩れ落ちてきそうなとこ過ぎたら、

登山口。
こんなん、事前にしっかり調べとらんかったら分からんて。

何書いてあるかなんも分からん。

この写真はお約束?
この奥に進んでみたい気もしたけど。

楽々新道という登山道の名前ではあるけど、そんなに楽ではない。
ずっと、林の中で退屈というのもある。
きのこはいっぱい見た。

倒木もいっぱい。

絶対に食えんやろ。

たまにしか無い人工物。
逆さまねんて。
まあ、2km歩いてきたということやな。10:09

飲めるか分からんけど、水場あった。
単なる水たまりかも。
でも、顔洗って水かぶったら気持ちよかった。

林の中で直射日光が当たるわけじゃ無かったけど、めちゃ暑かった。



苔むした岩も多かった。

1530mって書いてあるかな。
公務員はもうここで仕事するつもりは無いがやろな。


11:55、ようやく少し見晴らしがあるとこに出た。

12:17、おっぱい山が見えた。

花はそれほどなかったけど、カラマツソウ、ゴゼンタチバナはいっぱいおった。


これはミヤマリンドウ?

13:16、かなり開けて、こりゃ小桜平やな。
奥に見えとるがは七倉あたりながかな。

池塘の間を進んでゆきます。


ようやく避難小屋が見えました。


ここまで誰にも会うことなく辿り着いたけど、先行者は女性2人と単独の男性、登り始める前に同じコースですね言うとった人おったし、もう一組来る。
とりあえず、寝床を確保してなんにせビール。

あっという間に飲み干してしもたわね。
まだ2時過ぎやし、さすがに晩飯には早い。
結局後から来たパーティは女性2人、男性2人の4人組で小屋は結構な密になった^^
隣でとり野菜のいい匂いしてきたし、我慢できんくなりそうやったし薬師山まで行くことにした。
右側に見えとる丘みたいなとこやけど、直通の道はなく岩間道を少し下って行かんなん。

岩間道は麓の林道が通行止めなんで、登山道自体は通行止め。

少しだけくだったけど、やっぱ人が通らんし藪こぎになったしやめた。

小屋に戻って、しばらくお昼寝。
盆栽みたいな木を見ながら4時半から晩飯はじめました。
水場の写真は取り忘れたけど、湧き水で豊富に湧いとった。

ウインナーと野菜をコンソメで煮るだけ。

持ってきた白ワイン500mlもすぐになくなった。

締めはチーズリゾット風おじや。

夕焼けはいまいちやったけど、月が綺麗やった。


8時前に就寝。
小屋は綺麗でトイレも今の室堂と比べたらあれやけど、十分綺麗やった。
一人鼾がかなりの人がおって、寝付きが悪い自分は酔っ払っとるにも関わらず、なかなか眠れんだ。
2時過ぎには目が覚めてしもて、3時頃に朝飯食うがにした。
まだみんな寝とるし、外のベンチでお湯沸かしてスープとパン。
見上げると満天の星空。
寝とる時、月明かりが小屋の窓から差し込んどったけど、月が沈んで星がはっきり見えるようになった。
天の川もはっきり分かったよ。
自分には天の川をカメラに収めるテクはまだ無いがが残念。
荷物パッキングして4時には出発。
少し白々としてきた。
雲の上に槍穂のシルエットが見えた。

この先、いいビューポイントがあるか分からんだし、ここで日の出まで待つことに。

くっきりはっきりのご来光ではなかったけど、なかなか良かった。
日が昇ったら、もう槍穂は見えんくなっとった。
暗いときの方がガスの影響が少なくて見えたんやな。
ゆっくり休んだし、気合を入れて見返坂を登る。
少し見晴らしがあるとこに出たけど、遠くに見えるが剣ヶ峰なんかな。

ヤマハハコは開く前のものが多かった。

倒木くぐって、

見返坂は登りきったがかな。
大汝がはっきり分かった。

火の御子峰は逆光。

中宮道はそこそこアップダウンがある感じの稜線やな。

あれを登ったらもう七倉なんか思たら甘かった。


まだまだ先は長い。
あのジグザグを登ったら七倉やな。

イワツメグサはあんま見んかったかな。

コバイケイソウもこれしか花は見んだ。

いい天気になってきた。

加賀禅定道の稜線は結構アップダウンがあるな。

ホシガラス、もっとちゃんと撮ろうとしてんけど、すぐ逃げてってしもた。

自分らがご来光見とる間に追い抜いてったおばちゃん2人が左の急登を登っとるがが見えた。

ここらからお花がどんどん増えてった。
ダイコンソウかな。

ハクサンフウロはかなりいっぱいやった。


ミヤマダイモンジソウ


ハクサンフウロの中に一輪だけタカネナデシコみっけた。

テガタチドリ



これは初めて見た気がする。
ウスユキソウながかな?

シナノキンバイ

もうすぐ七倉というとこで急激にガスが湧いてきた。
湧いてきたというより、反対側から降りてきた。

イワギキョウ

7:30、七倉の辻に出たときには辺りは真っ白になってしもた。
もう、登りはそんなにないとこまで来たけど、開けたとこに出た後は風もまあまあ強くて半袖じゃ寒くて長袖着たくらいやったし、体力的にはまだまだ余裕のよっちゃんやった。


釈迦新道の方にちょっとだけいったら、花いっぱいやった。
ハクサンイチゲにシナノキンバイにイワカガミ


クロユリも

ガスガスなんに、お日様のとこだけガスがないみたいな変な状況で、釈迦岳方面見とったら、ブロッケン久々に見えたがに写真取ろうとしたらピント合わんで、もたもたしとる間に今度はあっという間にガスが晴れてしもた。



四塚山に向かいます。
なだらかな登りの上にはおっぱいみたいな塚が。

チングルマは綿毛になってしもとって、遅かったがか思たけど、

ちょくちょく咲いてはおった。

ロープの外には出ないでくださいって書いてあったし、出ることはなかったけど、よく見ると遠くの方はかなりのお花畑やった。
ハクサンイチゲとシナノキンバイかな。

ハクサンコザクラの大群落やけど遠くてピントがいまいち合っとらん。

ミツバオウレン


四塚山はいいとこやった。
名残惜しいけど下ります。
先はまだまだ長い。

ハクサンシャクナゲはちょこっと。

白山の山頂方面はずっとガスの中やった。

ここくらいで、だんだん暑くなってきて長袖は脱いだ。

棒様から少し下ったとこにタカネマツムシソウ発見。
白山高山植物園で見たことはあったけど、自生しとるが見たがは初めてやった。


この珊瑚みたいながは苔ながかな?

ゴーロ帯

9:11、ようやく油池。
四塚からそんなに無いと思とったけど、けっこう遠かった。
暑くて水分消費も多かったし、5分と書いてある水場へ行ったがが間違いやった。
結構下るし、あほやしザック担いだまま行ったし、往復20分以上はかかったわ。

ここから天池まではお花は綺麗で良かったけど、微妙なアップダウンがかなりこたえた。

チングルマはかなり多かった。






10:30、天池目前で百四丈の滝の頭が見えた。


七倉からここまで5人くらいの人と会ったかな。
楽々新道よりは人が多い感じ。


何種類の花咲いとるげんって感じでごちゃまぜに咲いとるエリアあった。


3年前に百四丈の滝を見に来た時は天池までは辿り着けず、木道過ぎた辺りで引き返したし、ようやく見覚えのあるとこまで来た。

3年ぶりの百四丈の滝





美女坂に来た頃はもうかなりへばっとった。
足の踏ん張りが効かんし、何度も転けそうになって何回か転けた。

奥長倉避難小屋が見えた。

避難小屋に着いたがはちょうど12時。
8時間行動してきて、お腹ペコペコ。
お昼ごはん食べて少しゆっくり休んだ。

12:40に気力を振り絞って出発。


しかり場分岐に14:04、ここまでも微妙なアップダウンがこたえた。
ハライ谷じゃなくて一里野にしとけば良かったかなとちょっぴし後悔。

檜新宮まで来て、ここらにあるはずの水場を探すが見つからん。

少し戻ったりして探しても分からんだし諦めかけたけど、ネットが繋がることに気づいて調べたら、檜新宮からは少し下ったところみたいや。
で、「にちょうとぎ」という分岐に辿り着いて、水場に降りたけどこれも遠かった。
流石にザックはデポしてったけど。
30分くらいロスした。

なんとか16:30に無事帰還。
もう、足がくがくやった。

二日間で歩いた距離26.6km、累計高度+2348m-2438m、よう歩いたわ。
きつかったけど、また歩きたくなる道やったな。

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