2019.8.3,4 仙丈ヶ岳


初の南アルプスは北沢峠でテン泊して仙丈ヶ岳に登ることに。
仙流荘12:10発のバスに乗るつもりで5時半過ぎに出発。

蕎麦でも食べてからバスに乗るつもりやったけど、予想よりも早く着いたというか、昼飯食べるとこが11時くらいまで開いとらん。
一旦、バス乗るとこ見とくかと仙流荘に直行したら、ちょうど10時頃に着いてバスが出るとこやった。
乗りますかと言われたけどなんも準備しとらんだし、予定通り12:10のバスに乗るがにした。

とりあえず、チケットを券売機で買ったけど、待合室に蕎麦とか軽食あったしそこでお昼食べるがにした。
稲荷蕎麦にお稲荷さん。

冷やし中華

12:10までたっぷり時間あったけど、11時過ぎから徐々に人が集まり始めてきた。

ここのバスは何分おきに順次出るわけじゃなくて、2時間に一回くらいで人が多ければその分のバス出るみたいな感じ。
待ってる人が増えてきたんで、11:30に臨時便が出た。
北沢峠までは約1時間。
バス降りてからテン場までは下りで10分くらい。
すでに結構なテントの数やったけど、ちょうど撤収する人と入れ違いでいい場所にテント張ることができた。


久しぶりにテント張るんでもやい結びが思い出せんだ。
スマホで調べようとしたら電波ないし。

なんとかテント張ったけど、地図のキャッシュ取るがも忘れとって、なんとか電波の届くとこ行かんなんと、受付の兄ちゃんに聞いたら、こもれび荘の裏、双児山に向かう一合目まで行けば電波あるとのこと。
天気が良ければ栗沢山まで登ろうかな思とったけど、バスの運転手も最近は必ず夕立ある言うとったし、雲も広がってきとったし、とりあえず電波ゲットしに行くがにした。
北沢峠周辺の森は苔で有名ねんけど、お天気よかったらいいがやろうけど、曇っとったしなんか不気味な感じやった。


20分くらいって聞いたし、すぐかなと思たけど、こもれび荘横の登山道入り口から20分なんやな。
ちょっとした尾根のとこまで登ってようやく電波入ったわいね。
地図読み込んで、もやい結びも確認して、もう少し上まで登ろうかなとも思たけど、雷がゴロゴロ鳴り出して、彼女がもう怖がってしもて、とにかく、戻るがにした。
バス停まで降りてきたらちょうど雨が降り出したし、まあいいタイミングで降りてきたいうことやな。

テントに戻って、まだ3時半くらいやったけど雨も降っとるし、飲むしかないかということで飲み始めた。

つまみは枝豆とししゃも。

雨も上がったし、ちゃんと料理開始。
じゃがいも、にんじん、しめじ、ズッキーニ、キャベツ、トマト、ウインナーのポトフ。

山で食べるとなんでこんなに美味いげんろ。
ビールが進んで、二人で1.7L飲んでもた。
残り汁にご飯とチーズ入れて、〆のリゾット。

まだ7時前やったけど、気持ちようなったし、することもないし、寝るがにした。
明るくなる頃から行動開始しよ思とったけど、2時過ぎに目が覚めたし、星空が広がっとたし、運が良ければご来光見れるかなと、2:40ごろ出発。
ヘッドライトで真っ暗な森の中を登って行くがはちょっと怖かったけど、一人じゃないというだけ気持ちも楽やった。
途中で二組ほど若者に抜かれたし。
4:27、少し白白としてきて、木の間から鳳凰三山が見えた。
尖っとるがが地蔵岳のオベリスクやな。

4:28に大滝頭

日の出が何時やったかはっきり確認してきとらんだし、確か5時ごろやったかなと、登れるだけ登ってなんとか森を抜けたとこでバッチグーなタイミング。
北岳と富士山の頭がちょこっと。

甲斐駒ヶ岳と栗沢山の間からご来光。
昇ってきたがは奥秩父の山から。
金峰山か瑞牆山あたりか。

明るくなって、森林限界も越えて、気持ちのいい稜線歩き。

シャクナゲおった。

鳳凰三山と富士山。

ヨツバシオガマ?

ハクサンフウロおった。

小仙丈ヶ岳には5:36に到着。
仙丈ヶ岳がくっきり。
小仙丈沢カールが美しい。


富士山もだいぶ裾野まで見えるようになってきた。

イワツメグサ

チングルマは綿毛になっとった。

小仙丈ヶ岳から少し下って登り返し。
甲斐駒の後ろに見えるがは八ヶ岳。

馬の背ヒュッテが見えた。
後ろには鋸岳。

甲斐駒から鋸岳への稜線はかっこよかった。
逆光でシルエットしか見えんけど。

山頂に結構人おる。

これはリュウキンカかな?

大仙丈ヶ岳への稜線。
今回は行かんかった。

仙丈ヶ岳山頂には6:59到着。
奥に見えるがは中央アルプス。

伊那市、駒ヶ根市とかは完全に雲海の下やな。

藪沢カールを見下ろすと仙丈小屋から馬の背が続く。

イワギキョウかな。

チングルマ、少し咲いとった。

ミヤマバイケイソウ?

シナノキンバイ?

馬の背周辺は鹿から高山植物を守るためにネットがいっぱい張られとった。
仕方ないんやろうけど、風情はなかったな。

ハクサンフウロじゃないよね。

藪沢沿いの下りはずっと甲斐駒を見ながらで、花も多くて気持ちのいい山道やった。


日差しが強くて暑かったけど、沢水で帽子濡らしながら歩いてきたら涼しかった。


沢を渡って森の中へ。


暑くはなくなったけど、見晴らしはなくなって、疲れても来たし、暗い山歩きになった。
大平山荘に出てやっと着いたと思ったら、北沢峠まではまだ登り返しがあった。
ひーひー言いながらなんとかテン場に戻ってきたがは11:30を過ぎとった。
頑張ってテント片付けて1時前の臨時便のバスに乗れた。
高遠でお風呂入って金沢に帰ってきたがは7時半過ぎやった。
疲れたけど楽しい山行やった。

スタートはGPS信号捉えられずに変なとこからスタートしとるけど。

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