2022.4.30 犀奥の秘境高三郎山に挑むも途中撤退


毎年この時期は秘境探索に行くが、去年と一昨年は奥三方を目指すも途中撤退。
今年は高三郎に行くがにした。
4時過ぎに寺津発電所のとこに行ったら、対向車のヘッドライトおってびっくりと思たら先行者やった。
車停めて出発の準備しとったがやった。
その人は釣りや言うとった。
4:26、寺津発電所ゲートのところから、ヘッドライト点けてK氏と自転車で出発。

自転車で約6km、1時間くらい。
比較的緩やかな登りやったし、体力的にはそれほど消耗はせんだけど、お尻が痛くなった。
自転車のサドルってこんなに固かったっけ?

犀川ダムを少し過ぎた船着き場のとこに自転車デポした。
犀川ダムから先は舗装路ではなくなるけど、ここまでは車が入れるみたい。

ダム湖沿いを歩いていった。
昔はそれなりに道やったがやと思けど、今はかなり荒れとった。
水辺にはコゴミ林が結構あちこちにある。


先行したおじさんは途中で抜いてんけど、この沢にでも入るがかな?
自分は渓流釣りはせんから分からんけど、これくらいの小さな沢でも山女とか岩魚おるがかな?

1時間半ほど歩いてようやく写真でよく見る吊り橋へ。
ここまで、かなり崩れたとこもあって、ロープとかはあったけど、歩きやすい道ではなかった。

7:07、高三郎まで200分ってあるし、この時点では余裕やと思とってんけど。

倉谷集落跡。
こんな山奥に集落があったがやな。

今回のお楽しみの一つやったへつりポイントは通れんかった。
増水しとるだけかと思たけど、よく見ると丸太が一本流されとるがやな。

仕方ないし、高巻きして行ったけど、かなりの急登やった。
ロープあってんけど、登りはこんな急なとこ登らんでもいいやろと、脇の道らしきところに突入したら藪藪やった。
結局ロープのとこに合流して、最初からロープ使って登れば良かったわ。
途中に金大のワンゲルの小屋あった。
今でも使っとるがかな?

この日は何人か地元の人らしきおじさんに会ってんけど、おじさんたちはボートで来とるがやな。
ゼンマイ取りに来とるみたい。

登山口手前の渡渉ポイントまで来たけど、ロープ張ってあるとこは靴のままでは渡れそうになかった。
どこか、渡れるとこないかなとウロウロと探したけど、結局そんな都合がいいとこはなくて、靴脱いで渡るがにした。
渡って靴履き直しとったら、おじさん来て渡れるとこはここしかないって。
おじさんは長靴で普通に渡っていったわ。

8:57、やっと登山口。
しかも、高三郎まで4時間20分って書いてあるげんけど。
高三郎に登っとる人の記録見ると大体12時間くらいの山行やし、ここからまだ4時間以上かかることは無いやろと、ようやく登山開始。

登り始めて、急登やとは聞いとったけど、ここまでとは思わんだ。
ロープあるとこはまだいいけど、ないとこは笹とか木の枝とか掴みながらよじ登らんなんかった。
しかも、泥の上に落ち葉が積もった感じでめちゃ滑るし。

なんとか少し緩やかなとこに出て、ブナの新緑を楽しむ余裕が。

でっかいコシアブラの木も結構あった。

栃尾分岐を過ぎて、なんとか見え始めた山が高三郎ながかな。
12:00をタイムリミットにしよ言うて登ってきたけど、11:20時点でまだ標高1000mにも達しとらんし、1400mの高三郎には程遠い。
藪も深くなってきたし、一旦下りが見えたとこでギブアップ。
引き返すがにした。

体力的にはもう少し頑張れそうではあったけど、腰が痛くなってきて。
今まで登山で腰が痛くなったことはあんま無いげんけどな。
普通の山なら下りは走るように降りてくるげんけど、急過ぎて下りもスピードが出ん。

出発した時は小雨やったがに、いつの間にかこんないい天気になっとったがやな。
山頂に立ちたかった。


疲労困憊で帰りの自転車も心配しながら、ダム湖の畔をとぼとぼ歩いて帰ってきた。

4:57、自転車のとこまで戻ってきた。
車が停まっとったし、おじさんたちはここまで車で来てボートなんやな。

少し上りはあったけど、帰りの自転車は楽ちんやった。
でも、スピードが出ると寒かったわ。

めちゃきつかったけど、来年はリベンジやな。
へつりが使えたらもう少し楽やろうし、雨と雪の量を見極めんなん。
あと、これだけきつい山行やとのんびり昼飯食っとる時間は無いし行動食やな。
今回カップ麺持っていったけど食わんと他の食料はほぼ尽きたし、水も最後ぎりぎりやった。
だいたいコース状況も分かったし、無駄な寄り道せんとけば2時間以上はタイムは縮められるはず。


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