2022.8.7-10 折立から雲ノ平を通って鷲羽岳、黒部五郎岳を周回


この夏のメインイベント。
テントで初の3泊4日、太郎平キャンプ場、雲ノ平キャンプ場、黒部五郎小屋テント場。
太郎平は予約不要やけど、雲ノ平と黒部五郎は混雑が予想される特定日は予約が必要で早々に予約して日程は確定していたので天気予報を見ながらやきもきしとった。
K氏と4時に金沢を出発したけど、有峰林道のゲートには5時過ぎに着いて1時間近くゲートが開くのを待った。
折立の駐車場は道路脇はいっぱいで、臨時駐車場へ。
10分ほど歩いて登山口へ。

出発は6:53。

アラレちゃんはおらんくなっとった。

三角点までは森の中。
抜けると開けてくる。
あと少し森の中歩くとこあるけど、かなり歩きやすい道が続く。


2017年に薬師岳に登った時はそれほど天気良くなかったけど、この日は有峰湖もはっきり見えた。

距離はまあまあ長いけど、急ではないしテント装備でもそれなりのペースで登った。

この蝶はいっぱいおった。

ニッコウキスゲはここら辺りだけやったな。


シロバナタテヤマリンドウ?

登山道脇にはチングルマがいっぱいやったけど、すでに全部綿毛になっとった。

オトギリソウ

軽装備の速い人にはかなり抜かれたけど、それなりのペースで登ってきたぞ。

太郎平小屋には10:39
ガスが上がってきとったし、まだ時間も早かったし、昼飯食う前にとりあえず先にテント張ってしまおうということで、テント場へ。

まだ、そんなにいっぱい張られとらんし、いい場所ないか探したけど平らなところはなくて多少の傾斜はどうしてもある。
大きな岩の近くに張って、荷物置けるから撤収とか楽になったけど、つま先下がりで寝とるとずるずると下がって寝にくかった。
夜中に何回もポジション修正したわ。


テント張ったら、ラーメン食べに太郎小屋まで。
ガスガスが晴れて、槍も見えた。

薬師岳も

太郎山も

黒部五郎も見えたよ。

雲ノ平の奥に左から水晶、鷲羽、三俣蓮華やな。

太郎小屋で生ビール頼んで太郎ラーメンを待つ。

行者ニンニク入りの太郎ラーメン。

テン場への帰り道、槍の影が雲に映っとった。


戻ってもすることもないし、ビール買って飲んどった。
前に来た時は500ml缶売っとったと思うけど、350ml缶オンリーになっとった。
K氏は晩酌用のおでん買いに太郎小屋までもう一往復。

ビール飲んで岩の上でまったりしとったら、なにやら走ってくる人が。
トランスジャパン、この日の0時スタートで1位の選手が通過。
薬師峠を通過したのは2人で、後はここで休憩していった。

3位と4位の選手やったかな。

この後、おでん食べながらもう1本ビール飲んで7時には就寝。
しかし、暗くなってから到着する選手もおって、すぐ近くでインタビューもどきするがはさすがに煩くて勘弁してくれ思た。

二日目もいいお天気。
朝飯食って、テント畳んで6時前には出発。

富山湾まで見えたよ。


黒部五郎方面の分岐過ぎて、薬師沢に向かう道のお花畑が凄かった。

ハクサンイチゲ

太郎平までの登山道は綿毛オンリーやったけど、ここはチングルマがいっぱい咲いとった。


一面チングルマで埋め尽くされた斜面。

ちょっと向きが違う斜面は綿毛で覆われとった。


太郎小屋が遠くに見えるようになって、急激に下り始める。

何本もの沢を超えて。

薬師沢小屋が見えた。

水を補充して直ぐに出発。
吊り橋を渡ったけど、高度感はないけど足元が抜けているので踏み外したら怪我するぞというかなり怖い怖い吊り橋やった。

雲ノ平への直登ルートはこんなにきついとは思わなかった。
ひたすら森の中の岩の急登。
段差が大きいからかなりきつい。

ヘロヘロで登った時にはもうガスが上がって景観はいまいち。


一応、庭園めぐり。

祖母岳から一瞬ガスが晴れて、水晶をバックに雲ノ平山荘。

山荘到着時はガスガスで風も強くて寒かった。

手作りのスピーカーからジャズが流れるおしゃれな山荘。


チキンムアンバライスというのを食べたけど、普通にカレーにすれば良かったかな。
好みの問題やと思けど、トマトソースにピーナッツバターという味付けはそれほど好みではなかった。
まあ、お腹が空いとったしあっという間に完食したけど。

テントの受付して、ビールとTシャツ買ってテント場へ。
Tシャツは5000円もしたし迷ったけど、記念やし、こんな辺鄙なとこで小屋やってくれとる協力金と思て買った。
テント場は広いけど大きな岩がゴロゴロでテント張れる場所はそれほど多くない。
トイレは決して綺麗とはいえないし、トイレットペーパー持ち帰りの協力をと書かれている。
きれい好きな人には厳しいかも。
水場は高いところに湧き水が豊富に流れとった。

夜に少し雨が降った感じやったけど、朝は雨ではなくガスガス状態。

一応スイス庭園には寄った。
今回、雲ノ平の庭園は全部ガスガスやった。

祖父岳へはテント場からの直登はできんので回り込んでいく。
途中で母娘の親子を追い抜いた。

祖父岳を巻いて三俣山荘に行く道人の分岐。
母娘は双六小屋まで行くとのことで、ここで巻き道へ。

この辺りも明るければいい景色やったやろなと。

一応、祖父岳って書いてあった。
母娘は鷲羽経由で双六まで行くつもりやったらしく、途中で気づいて引き換えしてきたよう^^

岩苔乗越
高天原からの合流ポイント。


水晶方面と鷲羽方面の分岐。
この山行で水晶まで行った人に何人か出会ったけど、かなりの体力がないときつい。

分岐からはガスガス強風で凍えるかと思た。
途中の風が避けられるとこで温かいスープ飲んで気力を取り戻した。
ワリモ岳は写真撮って素通り。

自身15座めの百名山、鷲羽岳

山頂では何一つ見えんだけど、降り始めたら一瞬ガスが晴れて鷲羽池が見えた。
もっと綺麗に晴れないかしばらく待ったけど、全く見えなくなってしもた。

三俣山荘も時々ガスが飛んで見えたり見えんかったり。

約1年ぶりの三俣山荘。

去年はジビエ丼食べたし、今年はオムライス。
めちゃ美味かった。

雲ノ平から来た母娘も三俣山荘で再会。
ジビエ丼とオムライス食べとった。
自分らは巻き道で黒部五郎小屋に向かうのでここでお別れ。

三俣から黒部五郎もずっとガスガス。
風はそれほどなかったし良かったけど。
途中、1カ所まあまあの雪渓登り。

この後の道もなかなかいい登山道やったけど、もう少し天気が良ければ…
トリカブト

バイケイソウ

分岐手前にミヤマダイコンソウの群生あった。

山荘手前で少し明るくなって、お花畑が映えた。

今回の山行で3つ目のテン場。
それほど、広くないけど、ここは一番奥の2段目。
小屋からそれほど遠くないし、平らなところも多くて一番快適なテン場やったかな。
小屋の売店も7時までやっとるし。

夜中、半端ない雨で流されるがんないか怖かった。
しばらくして小雨になってくれて安心したけど。
朝は濃霧というより雲の中。
一番の長丁場やし、暗いうちに起きてテント畳んで5時に出発。

もう、半分小雨のようなガスの中、カールではなんも見えず。


ヘロヘロになりながら黒部五郎の肩まで来ると、またまた強風。

荷物デポして山頂まで。
なんか、今年の山頂はほぼガスガスの眺望なし写真ばっかやな。

雷鳥見れたがが唯一の救いやな。
大きいがが5羽おった。

肩からの下りの時は半端ない強風やった。
自分の人生で経験した一番の強風やったかも。
ガスガス強風やし、眼鏡がびしょびしょで前も見えんし、修行やった。
北ノ俣岳も強風ガスガスで素通り。

太郎山が見えるくらいで少し陽が差して一面ハクサンイチゲのお花畑。
こんなにいっぱいハクサンイチゲおるがは初めて見たかも。

今回の山行で唯一晴れとる山頂やった(^_^)


太郎平小屋でまたラーメン食って、下山です。

来る時はこんなミヤマリンドウ咲いとるが気づかんだ。

なんとか4時前に下山。

お天気には恵まれんだけど、いい経験になった山行やった。
最後はかなり足に来たけど、なんとか4日間で約59km、歩き続けれた。
水晶はいつか行きたいな。


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