2018.8.4,5 五色ヶ原
年に一度はテン泊したいということで、今年は五色ヶ原へ。
正直、今までで一番きつくて辛い山行やった。
雷鳥沢→薬師峠とステップアップしたし、余裕やろと思とったんが甘かった。
もっと減らそうと思えば減らせるがに荷物は最終的には17kg前後やったかな。
ちょっと舐めすぎやった。
立山駅の駐車場に5時半ごろ着いて、チケット売り場に並んだがは5:40ごろ。
既に長蛇の列でチケットを買えたがは6:20でケーブルカーは3便の6:40のやつ。
観光客は確実に増えとる。
6時の始発便に乗ろうと思たら5時ごろには行かんなんがかな。
室堂で写真撮ったり水汲んだりで出発は8:10ごろ。
チングルマは花が咲いとるやつも少しはあったけど、殆どが綿毛になっとった。
一の越経由で行ったほうが道は緩やかねんけど、ちょっとでも時間短くと思て、直接浄土山に登るがにしたがも間違いやったかな。
一昨年、登っとるけど、そん時は日帰り装備やったしな。
浄土山は結構な急登。
登っとる途中で、目指す五色ヶ原がちょこっと見えた。
暑かったせいか花はもう終わりみたいな感じやった。
結局、浄土山に登るがに1:40くらいかかった。
やっぱ、急登に重い荷物はきつい。
少し休んで五色ヶ原方面へ。
ここからは初めての道。
龍王岳は巻いて行くんやと思とったら山頂に人が居る。
登らんでもいいげんけど、100m無いくらいやったし、ザックは置いて登った。
2872mは今回の山行での最高峰。
雄山がでっかく見える。
目的地の五色ヶ原が遠くに見える。
奥には薬師岳、そこから左に黒部五郎、笠ヶ岳かな。
平らに見えとるとこが雲ノ平やろな。
左端には槍ヶ岳やろな。
剱岳はちょこっと顔出しとるだけ。
劔を横に置いて1枚
山頂でウクレレ弾いとるおっちゃんがおった。
ビートルズの「In my life」、口ずさんでしもたわね。
ちょっと道草しすぎた感じで、ここまでで3時間くらい。
龍王岳から一旦下って、鬼岳を巻いて行く。
もう少し早い時期やったら、お花畑やったんやろな。
この辺りまでは体力を消耗したとは言え、快適に楽しんどったんにお昼食べないかんなというころから体調不良。
地獄やった。
兎にも角にも14:00ちょっと前に獅子岳に到着。
予定より2時間近く遅かった。
正面に見えるがは針ノ木岳。
左の奥には鹿島槍
ここから、コースタイムやと1:45くらいなんやけど、めちゃきつかった。
ザラ峠までの下りはめちゃ急で、鎖場やハシゴもちょっとある。
でも、それはそんなに大したこと無くて、ザレ場とガレ場がずっと続くのが辛い。
ちょっと気を抜くと、ズルズル滑ってしもし。
ザラ峠まで下りきって、五色ヶ原に向けて最後の上り。
もうあと少しというところで、太腿が吊って動けんくなった。
泣きそうやったけど、しばらく休んで、なんとか登りきった。
コバイケイソウはもう終わっとった。
なんとかテント張って、食は進まんけど食べなんだら歩いて帰れんし、無理やり晩飯食べたらもう暗くなってきて就寝。
大変な夜やったけど、満天の星空は心には刻んだし。
救いはトイレが綺麗やったこと。
ぼっとんトイレやったけど、洋式の便座で綺麗やった。
無理やり朝御飯食べて、テント畳んで出発は7;30過ぎ。
ハクサンコザクラが咲いとるとこあった。
さらば五色ヶ原。
ザラ峠過ぎて獅子岳に登り返し。
写真やと高度感が全然伝わらんな。
鬼岳、龍王岳、雄山が見えてきた。
鬼岳の巻道
龍王岳は改めてみてもごつごつやな。
帰りは一の越経由で室堂へ。
なんとか15:00過ぎについて、すぐにバスに並んだけど、結構な列。
それでも30分くらいでバスに乗って美女平へ。
ここでケーブルカーの待ちが1時間近く。人多すぎ。
家にたどり着いたがは7時過ぎとった。
疲労困憊。
立山は白山と比べて道が全て歩きにくい。
荒々しいわな。
室堂周辺だけは整備されとるけど。
本来、山はそういうもんなんやと思けど、白山になれたらだっちゃかんな。
往復で累積の上りは1700mほど。
きつかったわけやな。
今回のお花
チングルマとシナノキンバイ
ウサギギク
ヤマハハコ
チングルマの綿毛
これは何?
イワツメグサ
ハクサンフウロ
イワギキョウ
ミヤマトリカブト
ハクサンイチゲ
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