2020.8.29,30 小池新道からテント泊で双六岳 鏡池の逆さ槍は見れず
コロナの影響で今年は営業をしとらん山小屋もあるし、営業しとっても完全予約制がほとんど。
テント場も予約制が多くて、予約がなくても行けそうなとこ探したら双六小屋は行けそうやったし、初めて小池新道を歩く。
テント場も予約制が多くて、予約がなくても行けそうなとこ探したら双六小屋は行けそうやったし、初めて小池新道を歩く。
3時前に出発して新穂高登山センターには5時頃についたけど、予想通り無料のP5駐車場は満車。
有料で仕方無しとP4駐車場に行ったら、そこも満車。
仕方なく、P8の鍋平駐車場へ。
ここから登山センターまでが遠い。
しかもかなり下るし。
結局、出発したがは6:15ごろ。
出発してから気がついたけど、一人じゃないげんし、登山センターに荷物と彼女置いて、空身で車置いてくればよかったと。
タイミングなんかな。
自分はバナナ、彼女はトマトを食べて一休み。
しばらく沢沿いを歩いてから山の中へ。
若干、雲は出てきたけどまだ槍から西鎌尾根まで見えた。
9:06、秩父沢で一休み。
しかし、天気良すぎでめちゃ暑かったがと荷物重くなってひたすら登りが続いて、かなり足に来た。
わさび平からはもうちょっと林道歩き。
8:17 ようやく小池新道の入り口。
ここから登山道。
凍らせて持ってきたゼリーがちょうどいいシャーベット状に。
西穂から奥穂の稜線もまだくっきり見えた。
ここら辺りまではまだ元気やった彼女が、しばらくしてグロッキーで「もう駄目」言うし、荷物を移すことに。
今回、できる限り小屋で食べ物は調達しようと荷物を絞ってきて余裕あったし、彼女のマット、カッパ、着替えとかを自分のザックに移した。
この辺からガスガスになってきて、日差しが少し弱くなったがは良かったけど。
今年はかなり鍛えられとって、別山~三ノ峰の日帰り周回でも足が吊ることはなかったがに。
荷物が重かったがとだらほど汗かいたしな。
5分は無理。
このシチュエーションで食べるラーメンはめちゃ美味い。
ここはかき氷が有名ねんけど、他の人が食べとるやつ見たらめちゃでかくて、ラーメン食べた直後は食べ切れんかな思て、帰りに食べるがにした。
おでんには日本酒やろと双六の吟醸酒。
チングルマは綿毛しか見んだな。
稜線に出たけど、なんも見えん。
まあ、とりあえず山頂までは行こうと歩いとったら、陽が差してきた。
ブロッケン
上空には青空が。
天空の滑走路が全貌を現し始めた。
山頂についた時はまたガスが結構あって、見晴らしは全然やったけど、雲行きは目まぐるしく変わった。
黒部五郎がくっきり見え始めた。
薬師岳も。
槍穂もかろうじて顔だしてくれた。
三俣蓮華、鷲羽、水晶方面。
とにかく、ガスの動きが激しくてシャッターチャンスが難しい。
コーヒー飲んでガスがスッキリ晴れんかなと山頂で粘ったけど、スッキリ晴れてはくれんだ。
戻る時はまたガスガスになっとった。
この日の槍穂は雲と仲が良かったんやな。
テン場のテントはかなり少なくなっとる。
鷲羽はくっきり。
7:45ごろテン場に戻ってきて、テント畳んで下山開始。
12:35に鏡平山荘を出発。
ほんとはもっとのんびりしたかったけど、双六小屋のおでんを当てにしとったし、軽食提供が終わる15時までに双六小屋に着かんなんし。
ラーメン食べたら足の具合はかなり回復して吊る感じはなくなったけど、弓折乗越までの登りがまたきつい。
初めて見る蝶々おった。
キベリタテハいうらしい。
トリカブトが多い山やったな。
13:30に弓折乗越に着いたけど、5分だけ休んで自分だけ先に行っておでん買っとくがにした。
ガスガスでなんも見えん中、早足で双六小屋に向かったわね。
ところが途中から雨が落ちてきて、彼女のカッパも自分のザックの中やしこりゃやばいと思て、早足からダッシュにギアチェンジして双六小屋までいった。
14:40ごろには着いて、なんとか間に合った。
雨も小ぶりになっとったし、テントの受付して、おでん買って、テント張り始めたら彼女到着。
15時ちょっと前やった。
テント張り終わったら、今度は土砂降り。
30分くらいで止んでくれて良かった。
アルコール調達しに行って、早々に晩酌開始。
小屋の売店は夜の7時まで。
日本酒の他に缶ビールと缶酎ハイも売っとった。
どっちも飲んだけど。
テントは1000円/人で、水はフリーやけどトイレチップは含まれずやて。
含めとってくれた方が気が楽ねんけど。
トイレは洋式のボットンやったけど、綺麗やった。
水場はトイレの前に蛇口が3つ。
手洗い専用は小屋の入口前にもあった。
雨は降ったり止んだりで、最後はテントの中で飲んどったけど、8時前に就寝。
夜中も雨の音しとったし、天気悪かったらこの前の雷鳥沢みたいにそのまま朝飯食べて変えるかなと思たけど、朝の3時ごろから外が騒がしくなってきた。
早くも行動開始しとる人らがおるがやな。
4時頃外で空を見上げると星が見えたし、こりゃ行けるかなと起き出して行動開始、双六岳まではそんなに遠くはないし、コーヒーとパンケーキ持って出発。
星見えとったはずなんにガスガス。
雲というかガスはかなり速いペースで流れとるみたいや。
テントは朝露でびしょびしょやったし、なんやかんやで1時間くらいかかった。
笠ヶ岳方面もスッキリとは晴れとらん。
さらば双六
稜線に出たら、槍穂が逆光やけどシルエットくっきりやった。
反対側は来るときにはなんも見えんかった鷲羽と双六小屋が。
それなりにいい天気やったがに、あっという間にガスが湧いてきた。
10:00ごろ、鏡平の小屋見えたけど、槍穂はもう既にガスの中。
10:30過ぎに鏡平山荘に到着して、かき氷。
ここでお昼ごはん食べて小休憩。
11:30ごろ鏡平を出発。
熊の踊り場あたりから雨がポツポツ落ちてきた。
ちょっと強くなってきてカッパ着たけど、暑すぎて自分は脱いで傘さした。
土砂降りにはならんだけど、降ったり止んだりが続いて、石畳が多い登山道は滑りやすくなって、神経使うしペースは上がらんかった。
14:30ごろわさび平に到着。
オレンジ食べて、15:00ごろ最後の林道歩きと思たら、とんでもない土砂降りになった。
車は自分だけで取りに行くつもりやったし、傘もなんも役に立たん状態で小走りで急いだ。
靴の中もずくずくぐしょぐしょになりながら15:40ごろ新穂高登山センターに、そこにザックデポして駐車場までまたひと登り。
30分でなんとか駐車場まで戻って車で新穂高登山センターに戻った。
ヘロヘロやったがに、まだ体力は残っとった。
彼女は15分くらい待ったらしい。
風呂に入って金沢に戻ったがは20:00ごろやった。
これも後で気づいたけど、鍋平駐車場まではロープウェーで登ればよかったがやな。
早朝は動いとらんけど、この時間は動いとったはずやし。
結構、学習したし、次行くときは駐車場問題はかなりクリアできるな。
林道と小池新道は歩きやすい道やったし、彼女もしんどかったけどまた行きたい言うとるし、また来るかな。
一番歩きにくかったがは鍋平駐車場から新穂高登山センターまでの間やな。
2日間で歩いた距離は32.6km、累積標高は2327m。
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