2014.9.6,7 剱岳
当初はY氏、M氏、I氏と4人で、日月で行く予定だったが、月曜に休めないことが分かって、M氏と2人で土日で行くことにした。
目指すは劔岳。しかも早月尾根から登る。
諸説あるようだが、北アルプス三大急登と言われているのが、この早月尾根、烏帽子岳へのブナ立尾根、燕岳の合戦尾根みたいだ。鹿島槍ヶ岳の赤岩尾根と笠ヶ岳への笠新道が微妙な位置づけ。
2200mの標高差は、最初は無理だと思っていたが、まあ背中を押されて行くことになった。
4時に出発し、馬場島に到着は5時半。
準備して、登山開始は6時。
試練と憧れ、まさに試練やったな。
標高200mごとに標識があるのだが、どうも正確ではないようであっという間に次の標識が来ることもあるし、なかなか来ない時もあった。
760m 5:57
1000m 6:40
1200m 7:27
1400m 8:03
1600m 8:31
1800m 9:06
2000m 10:13
2200m 11:00
1800mから先が長かったな。
登り始めはまずまずの天気だった。
いきなりの急登だったが、最初は余裕だった。
大きな杉の木が幾つもあって、時にこいつらの根が行く手を阻む。
休憩してたらオコジョが穴から顔出してた。多分オコジョ。
写真撮ろうとしたら穴に入って出て来なくなってしまった。
約5時間かけて早月小屋へ。
勾配が急で段差も大きいので、ほんときつかった。
荷物軽くするためにガス持っていくのやめようかとも思ったけど、やっぱりラーメンが食いたいので、持っていった。
お昼食べてから小屋に入って、のんびり。
大きくは無いけど、結構きれいな小屋でした。
この日はかなり混んでいるということで、予約はかなりお断りしていたよう。
自分たちは6畳の部屋に8人だったので、ゆったりではないけど、まあ眠れないほどではなかった。
早い時間に着いたので、晩飯までが長い。
ビール飲んで、少しお昼寝。
漫画がいっぱい置いてあったので、晩飯までのんびり。
晩飯はまあまあ。豚汁は美味しかった。
食器はすべてプラスチックで、洗わずに捨てるよう。
水が貴重なロケーションだからなんだろう。
夜は雲が出てきてて星は見えなかった。
夜中には雨も降っていた。
翌朝はガスが立ち込める中、5:40に出発
かなり切り立ったところを進んだが、ガスってて下が見えないので恐くは無かった。
カニのハサミ
鎖場はそれほど長くはなく、フィールドアスレチックみたいで楽しかった。
それほどの疲労感もなく、3時間ほどで山頂に到着。
山頂は結構な人がいたが、眺望はゼロ。
全く何も見えなかった。
パンを食べながらしばらくガスが晴れないか待ったが、晴れる気配はなかったので下山開始。
下り始めてしばらくすると、ほんのちょっとだけガスが晴れた。
富山湾まで見えてた。
何とか弥陀ヶ原も。
山頂から眺めたかったが、長い下りが待っているのでそれほどゆっくりもできない。
2時間ほどで小屋に戻ってきた。
小屋の前でY氏とI氏がくつろいでいたので、ビールを1本飲んで、歓談。
彼らは約4時間で登ってきたとのこと。
この日のここまでの行動時間は約5時間。
下りは得意だから3時間ほどで戻れるかと思ったら、甘かった。
1日で2200m下るのはきつい。
しかも未明の雨でどろどろで、木の根とかはめちゃ滑る。
何回転けたことか。
足に力も入らなくて、ちょっと滑っても立て直せない。
こんなに下りがしんどいと思ったのは初めて白山に登った時以来だな。
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